マットレスを買ってみた

雑貨
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マンガみたいにバネが飛び出たりすれば買い替える気持ちが進むのですが、長い間放置していたマットレスを新しくしようと思ってIKEAやニトリを見て回りました。
どこでも寝れるのでそんなにこだわりはないですが、どんな感じだったかお伝えできればと思います。

カタログ値やどんな解説も意味がない

一般的な評価

各メーカー細かい機能性の違いや、使っている素材によって価格も大きく変わりますので、単純比較は難しいですが、「特別な素材を使っていなくて」「あまりお高くないモノ」というカテゴリーで分類してみます。

お値段通気性体圧分散支える力
ボンネルコイル
ポケットコイル
高反発ウレタン
マットレスざっくり比較表

ボンネルコイル

ボンネルコイルはコイル同士が連結されていて、面で体を支えるイメージです。
なので硬めの感覚で、体重があっても沈み込みすぎないところが好感触です。
ただ、全部コイルがつながっているので、「びよんびよん」します。
ギシギシ音もしやすいので、二人以上で寝る場合は気になるかもしれません。
作りが単純で価格的にお安いので、ベッド用のマットで調整するとか、体重をガッチリ支えるという方に向いていると思います。

ポケットコイル

ポケットコイルはコイルの筒がいっぱい詰まっていて、体重がかかった分を点で支えていくイメージです。
やややわらかめの感覚で、適度に沈み込んでくれる感覚です。
コイルが独立しているので、「びよんびよん」しません。
ギシギシ音もしないので、上質な眠りや二人以上での使用でも気にならないと思います。
コイル包んで並べるという手間から、ややお高めで、しっとり眠る方に向いていると思います。

高反発ウレタン

コイルではなくウレタンフォームで体圧分散することで、体重がかかった分を面で支えていくイメージです。
商品差が大きいですが、意外と硬めの感触で、コイルタイプでしっくりこなかった場合はお試ししてもいいと思います。折りたためるものがあったり、軽さにメリットがありますが、空気が流れるわけではないので通気性にやや難ありです。

一般論をとりあえずご紹介しましたが・・・

N(ニュートン)で比較とか商品説明の「かため」「やわらかめ」も分かりやすく表記しているだけで、メーカー毎に違うのはもちろんのこと、同じメーカーでも商品によって硬さが違うので、これだけで選ぶのは結構危険だと思います。

ちょっと恥ずかしかったので座って硬さを見ていましたが、店員さんとお話ししながら実際に寝てみると、体圧分散の感覚がかなり違うので絶対に寝てみるべきです。
ベッドに座ることが多い方は、端っこに座るお試しも大事ですね。

寝レビュー

IKEA ハフスロー/ハマルヴィーク

ハフスロー,ハマルヴィーク
IKEA ハフスロー/ハマルヴィークイメージ

どちらもボンネルコイルで固めの印象です。
コイル部分は同じで、ウレタン部分の厚みや作りが少し違います。
ハフスロー=H18cm、ハマルヴィーク=H21cm

厚みがある方がしっかり支えると思いきや、ウレタン部分の柔らかさによってふわふわ感が強いです。
しっかり支えている感ではハフスローの方が強く感じました。
体重の軽い方や、横向きに寝ることがあればハマルヴィークの方が良いかもしれません。

やはり面で支えている感が強く、かため大好きな私は満足でしたが、「びよんびよん」します。
座る位置などで軋み音も少しするので、気になる方はおためし寝のときにチェックしてみてください。

IKEA ホーヴォーグ

ホーヴォーグ
IKEA ホーヴォーグイメージ

IKEAで大人気のマットレスですね。
ポケットコイルでお持ち帰りが可能で、お安いので人気になって当然ですね。

こちらは「よりかため」に分類されていますが表面のウレタン部分が柔らかく包み込んでくれて、しっとりしつつ、しっかり支えるというなかなかの優れもの。

おためし寝が可能であればまずはベンチマークとして最初のモノサシにするといいですね。

体重がそこそこあるとちょっと柔らかいかなぁという感触です。
イメージ的には平均体重だとベスト、80kgくらいまでは少し沈みながらもしっかり支えてくれる、それ以上だと沈んだ感が強いというところでしょうか。

IKEA ヒュッレスタード

ヒュッレスタード
IKEA ヒュッレスタードイメージ

かためのポケットコイルの上面に低反発素材をくっつけたタイプです。正しくは「形状記憶フォーム」ですが・・・。

HOLD感や体にかかる圧力を逃がしてくれている感が強く、ちょっとお高級な寝心地でした。寝相の良い方や、体重が軽めのかた、横向きに寝る方は「新しくして変わった」感があると思います。

上質感はありますが、お値段も徐々に上がってきて、プラスアルファを求める方にお勧めです。
体重があると低反発素材は沈み込みが大きくて疲れることも多いのでご注意です。
私は表面の感覚はすごい良かったけど、このスッポリ感が寝てる間動けない状況をつくるんだろうな・・・と思ってパスしました。

お気づきかと思いますが・・・
平均の3~4割増くらいの体重でのレビューですので「全然ちがうやんけっ!」となる可能性もありますが、特定のターゲット向けということでお許しください。

IKEA フレインヴェル

フレインヴェル
IKEA フレインヴェルイメージ

IKEAで最も「かたい」と言われている商品です。

そこそこ体重があってもほぼ沈み込む感がないので、相当な硬さだと思います。
店員さんもこいつに限っては控えめなPUSHでした・・・。

しかし自分が期待していた、「床布団やボンネルコイルの板に乗っている感じではないけど、ふわふわベッドのように沈まないやつ」というニーズにドンピシャでした。

横向きで寝る方や体重の軽い方は、せっかくのマットレスのエアリーな感じが得られないと思うので、体格のいい方や体重のある方向けなんだろうなと思います。
かため好きの方は是非お試しください。
この商品の「よりかたい」表記はホンモノです。

IKEA ホッコーセン

ホッコーセン
IKEA ホッコーセンイメージ

このあたりからお高級路線ですね。
コイル部分が2階建てになって、しっかり支えるコイルの上にやんわり支えるコイルが重ねて配置されるタイプです。

ラテックスの厚めの層で「しっとり」包み込みます。
高反発素材のように突っ張っていなく、低反発素材のようにむにゅーと下がっていく感じもなく高級感のある包み込み方です。

上質な眠りを!というコンセプトであればこのクラスから上がいいかもしれません。

マットレスの質感は圧倒的に高いです。(お値段も)
包み込まれる感は超かための” フレインヴェル “以外ならどれでも体感できますが、さすがに上位グレードだなと感じられます。
お約束ですが私はふんわりしすぎていてしっくりこなかったです。

ニトリ アビー2 CR

ニトリ アビー2CR
ニトリ アビー2CRイメージ

ボンネルコイルでかためのものを探していたので、ニトリで人気の”アビー2CR”をチェック。

ちなみにシングルとセミダブルまでしかラインナップがありません。よく見るとニトリはダブル以上はポケットコイルしかないんですね。

おそらくサイズが大きくなるとデメリットが大きく出てしまうので、低価格のメリットかない商品は外していったのでしょう。

ニトリの「かたい」は相当「やわらかい」と思います。
ニトリの客層を考えると屈強な大男やガタイのいい人がたくさん来るとも思えないので、ニトリ風味付けなんだと思います。
ものはしっかりしていて、お値段も安いので、ある程度割り切って買うならお勧めできる商品です。
人気なのもうなずけますね。

ニトリ Nスリープ ハード03 VB

Nスリープ ハード03 VB
ニトリ Nスリープ ハード03 VBイメージ

ニトリ一押しの「N-sleep」シリーズのハードタイプです。
こちらも同様に相当やわらかいです。

ダブルサイズで660個のコイルなので頑張っていますが、高さがH18cmなので何かを削らなくてはならないということなんでしょう。

コイルの高さなのか、詰め物なのか・・・

N-sleepシリーズのスタンダード版になりますが、底突き感までは言いすぎですが、沈みすぎる感をどうしても感じてしまいます。これが激安なら納得なのですが、現在のセール期間で46,900円ですので、ターゲットを選ぶと思います。
標準体型に近くて、硬すぎないものがお好みであればベストマッチだと思います。
お店もたくさんあるので、試すチャンスが多いのはアドバンテージですね。

ニトリ NスリープハードH1-02CR VH

NスリープハードH1-02CR VH
ニトリ NスリープハードH1-02CR VHイメージ

なんとこのグレードから2階建てになります。
ニトリは一つのマットレスの中に1層目と2層目を押し込まないで、別物にしているところが面白いですね。

圧縮して梱包できますし、良いものを安く届けるための工夫なんだと思います。
まあ、レビューをみるとズレるといった意見もありますが、構造上仕方ないですね。

寝てみた感じではこちらも「やわらかい」感覚です。
詰め物の部分も「ハードウレタン」とのことだったのですが・・・。
ちょっと動いたくらいでズレる感じはしませんでしたが、2段合わせて25cmなので、全体的にしっかりした感じはありました。

こちらは2段合わせて1,570個のコイルを使っているので、体圧分散という面では効果があると思います。2種類目ですでに「お高級」の部類なので意外と選択肢は少ないです。
ネット限定商品も多いので総数はありますが、お店で試せるとなると選択肢が少ないので、イメージと合うようであればグレード感比較をするといいかもですね。

ちなみに・・・
シモンズ、サータ、フランスベッド、西川などが本当の「お高級」とは思いますが、そもそもターゲット外なので今回のレビューではIKEAやニトリで売っているもので10万は痛いなぁ・・・という感覚でお送りしています。

NスリープハードH2-02CR VH

NスリープハードH2-02CR VH
ニトリ NスリープハードH2-02CR VHイメージ

2階建てのポケットコイル仕様にラテックスの詰め物を採用した上位グレードになります。

体のフィット感やしっとり包んでくれる感はいいですね。
まぁ、こちらもやわらかい感覚なので、今お使いのモノより柔らか目や体圧分散の体感を得たい方に向いていると思います。

このあたりから積み重ねの見た目が高級感を損なってしまっているので残念ですね。

こちらも1,570個のコイルを使っているので、” NスリープハードH1-02CR VH”にラテックスを追加しました!ということでしょう。
スタンダートから順に49,900円、59,900円、69,900円と設定されていてコイル数やクッション素材が良くなっていく仕組みなので分かりやすいですね。
逆に、そうそう壊れるものではないので年あたりの値段差も小さいとかいいつつ、上位グレードを買ってしまう気がします。

通販が怖くなった

やはりそこそこの価格である商品で、家電のような定量的な比較が難しい商品なので、通販で買うのはちょっとこわい類かもしれません。

実際の紹介した商品以外も寝てみて、「言葉じゃ表せないなぁ」というのが感想です。

レビューにならんのでは・・・という声も聞こえてきそうですが、参考にして頂いて、ぜひ実際の「おためし寝」をしてみてください。

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