システムキッチンを選んでみよう

リフォーム
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統一された壁面、ピカピカのシンク、なんでも入りそうな収納。
夢が膨らむプランニングの参考に「こうすればよかった」をお届けします。

システムキッチンの種類

システムキッチンは大きく分けるとアイランド型・ペニンシュラ型・I型・L型・壁付け型・独立型の6種類に分けられます。
ちなみにペニンシュラ型は”壁に片側がくっついたもの”という説明が多いですが、メーカーではいわゆるI型のキッチンもペニンシュラ型と説明されています。
I型なんだけど、立上げカウンターがない(リビング側に壁がない)ものと、片側面に壁がないものが一応元祖ペニンシュラ型と考えています。なのでペニンシュラ型でも形状的にはI型とL型の両方が存在します。
いわゆるI型の本体にリビング側パネルや引き出し、側面パネルがあればペニンシュラ型になるので、なんとなくおしゃれな「ペニンシュラ型」を前面に出していると思います。

システムキッチン分類図
システムキッチンの分類図

アイランドキッチン

オープン型キッチン
オープン型キッチン例(LIXIL社)

広いおうちにみんなが集まってキッチンを囲むなんて理想ですね。(遠い目)
映画や料理研究家のおうちなどで見かけますね。

  • メリット
    • 圧倒的な解放感
    • デザイン性
    • どこからでもアクセスできる利便性
  • デメリット
    • 4面分の部材が必要なので高い
    • リビングから丸見え
    • キッチンとして4面分の通路が必要
    • 臭い対策で大型換気扇などが必要
    • オープン型以外のキッチンからリフォームの場合、配管など工事が大規模
    • 収納が少ない

一般的にはこうだと思いますが、オープン型を設置できるおうちは広さ的にも予算的にも余裕があって、お部屋の隅々までお掃除できる環境とかハウスキーパーさんがいるとかそういうターゲットなので、デメリットはデメリットでないのかもしれません。(庶民目線)

ペニンシュラ型

ペニンシュラ型キッチン
ペニンシュラ型キッチン例(LIXIL)

アイランド式はちょっとマッチしないけど、開放感やリビングの様子が見渡せるのがいい!という場合におすすめです。
最近の主流となっているので、新築マンションなんかもだいたいこの形ですね。
キッチン自体はI型もL型もあります。

  • メリット
    • 正面全体を見渡せる解放感
    • リビング側からみたデザイン性
    • 既存のキッチンからの移行がしやすい
  • デメリット
    • 油はねや水はねの検討が必要なことがある
    • リビングから丸見え
    • 臭い対策で強めの換気扇などが必要
    • 収納が少ない

カップボードに収まる食器量や、使ったらお片付けがきちんとできるようであればメリット部分が生きてくると思います。最近のレンジフードは高性能ですし、こまめにお部屋全体の拭き掃除などをしていれば油まみれになることもないハズです。

セミオープンのI型とL型

新しいI型キッチン
I型キッチン例(LIXIL)

対面式ではありますが、いわゆるカウンターとなる壁にくっつく形ですね。臭いや油はねを避けつつ、開放感が欲しいという良いとこ取りの形です。片方の側面に壁がない場合でもカウンターとなる壁にくっついているものはI型とL型に分類します。
ちょっと前のマンションはほぼこの形でした。

  • メリット
    • そこそこ正面を見渡せる解放感
    • リビング側からキッチンを隠せる
    • 臭い、油はね、水はねをあまり気にしなくてよい
    • 吊り戸棚を付けることで収納力UP
  • デメリット
    • あまりおしゃれではない
    • リビング側から見るとリフォームしても変わり映えがしない
    • 吊り戸棚をつけると圧迫感がある

キッチン壁が構造壁ということはほぼないと思いますので、既存の壁を壊す範囲を調整することによって希望のキッチンにできます。意外と自由度が高いと思います。
L型だと移動距離が少なく、複数人で作業も可能なのでスペースに余裕があれば利便性があがりますね。

壁付型

壁付型システムキッチン
壁付型キッチン例(LIXIL)

建物の壁向かってキッチンが設置される形です。キッチン通路が別途必要ないので、LDKのスペースを有効に使うことができます。おうちの構造によっては丸見えにならないこともあるので、スペース重視の方にオススメです。

  • メリット
    • スペースを最大限有効活用できる
    • 正面の壁面を収納として最大限利用できる
  • デメリット
    • リビングから丸見え
    • 収納を増やしたいときに別途家具等が必要となる

賃貸など広さに制限がある場合に多く採用されるのでネガティブなイメージもありますが、壁も通路もないので圧倒的にスペースを確保できます。おしゃれな壁面収納などで見せるキッチンであればメリットが大きいと思います。

独立型

構造的には壁付型になりますが、キッチンがお部屋として独立している形です。どうしても生活感が出やすいキッチンを隠すことができますし、リビングなど人が集まる場所のイメージを崩したくない方にオススメです。

  • メリット
    • 臭いや油などがキッチンから広がりにくい
    • お部屋ごとのイメージを崩すさない
  • デメリット
    • おうちの構造に左右される
    • キッチン仕事とほかの作業が分断される

そもそもキッチンが別室でない場合は別途作らなくてはなりませんし、臭いやケムリを考えるとできれば側面に窓やドアが欲しいので、構造に依存する部分が大きいかと思います。

見た目よりこれからの生活スタイル

今回私は家の構造上セミオープンのI型を選択したのですが、吊戸棚無しにすればよかったかなぁと思っています。

リフォーム前は吊戸棚もカップボードも食器やら食材やらぎゅうぎゅうの状態で、「収納第一!!」と思ってできるだけ収納を確保できる形を選びました。
リフォームをする際に少しでも物を減らすために出番の少ない食器や、いろんなサイズを揃えすぎたボウルなどを相当捨てたこともあって、いざリフォーム後にしまおうとおもったら、入れるものがそんなにないんですよね。

社長
社長

リフォームはね、生活を変えるチャンスなんだよ

そういえば工務店の社長さんが言ってましたわ・・・。
無駄なものを持たない、使い終わったらすぐ拭く、そういう習慣を変えることできれいなおうちが保てるよって。

30人分くらいの食器ないですか?
2年分くらいの買い置きないですか?

これからどうやって暮らしていこうかという自分の行動イメージもリフォームのプランニングに大事だと後になって気づきました。

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